嵐を呼ぶ男

前々職の工事チームにいた頃、とある施工会社の担当さんが変更になり、
新しい担当者さんはすごい丁寧な方で仕事もすばらしいのですが、毎回トラブルが発生する方がいました。

その方と、僕の工事対応がほとんど同じ時期で、どちらが「嵐を呼ぶ男」なのかわかりませんが、
僕的には、新しい担当者さんのことを「嵐を呼ぶ男」と呼んでいました。

…なんで、こんなことを書くかというと、数日前の夜間工事の対応をしたとき、トラブル発生したからです。

今回立ち会った工事に関しては、現在の所属会社では単純な作業しか発生しません。
どれくらい単純化というと、2か所の道案内を追加するだけです。
あとは現地でケーブルの抜き差しで、僕たち側の作業は終わりです。時間にすると5分程度で完了です。

ですが、お客様と他のベンダーさんの作業は大変です。
コールセンター関連の工事なので、主に音声系の切り替え作業です。
翌営業開始日に業務を再開できなければ、大問題です。拠点も3拠点で同時に切り替え作業という大掛かりなもの。

そして、トラブル発生。問題は新規拠点。

テスト段階でNGが出て、正常性が取れないということで、立会および夜間連絡先の僕にお客様から連絡がありました。
オンライン会議ツールで、他のベンダーさんから現在の状況報告を受けました。

…やばい。今回触っていないところが問題発生してます。
で、その経路でNGが出ている箇所が、僕たち側ではないかということでの相談でした。
問題の経路と、IPアドレスからどこの拠点でNGが出ているかまでは特定できました…この時に別の管理ファイルの存在をきちんと理解するべきでした。

とりあえず、お客様と他ベンダーには、お時間を頂いて調査するといい、お待たせしました。
一刻を争う工事のため、ピリピリ感が伝わってきました。

結果、上司に相談しましたが。我々の管轄は拠点間の設備まででしたので、今回の経路を遮断しているの装置はその先です。
で、管理ファイルも上司に事情を説明しているときに、自分で思い出し・・・お客様に、この回答ができれば…うちは無関係といえましたし、
管理しているベンダーと装置名までお伝えできました。
とはいえ、なぜ、IPアドレスで、自分たちが管理している装置というのがわからなかったのは、そのベンダーさんの責任であるとは思いますが笑

結果、この工事は他にも不備、調整ミスが見つかり、切り戻し(工事中止)になりました。
工事中止連絡は翌朝の4時にメールにて。

僕たち側で待機して頂いてた施工会社さんには待機解除の連絡をし、チーム内の連絡で「切り戻しで終了しました」と周知。
これで、僕のはじめての夜間立ち合いは終了。時間は翌朝の5時でした。

勤務にして19時~29時。転職してはじめて長い勤務でした。
今回の夜間作業は、連絡くるまで休憩待機でいいと言われていましたが、僕は寝てしまうと起きないので終始、他の業務の書類作成をしていました。

そうそう。失態もしました。他ベンダーのサービス名を理解しておらず、大変失礼なことを言ってしまいました。
「ベンダーさんの名前ですかね。弊社の管理する資料に、書いてあります」と言いました。

あとで、そのサービスが、今回の工事の主要ベンダーさんのサービスと知り、僕の中で恥ずかしく思いました。

でもまぁ、結果として、初めてのわりに、うまく対応できたと思います。
一人での作業だから、頼るとこはあるけど、なるだけ自分一人で対応しようと思うよう追い込めたので、管理資料がどこにあるか、そこに書かれていることがどの情報なのかが少し整理できました。
収穫ありです。ただ、冒頭にも書いた通り「嵐を呼ぶ男」というのは前々職の施工会社の担当者ではなく、もしかしたら僕なのかもしれないということ。

思い出しました。嵐がくればくるほど、自分の経験値はあがるので、むしろ喜ぶべきことではあるのかもですが…ドキドキ感はんぱないです。

はじめての夜間立ち合いのメモ書いてお行きます。

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